第26章 新年会
アメリカ「抱負は決まったけど
目標は一体何にするつもりなんだい?」
ケイト「…私さ…新年早々悪いけど言うね;
…父上と母上…ずっと一緒だって、約束してたんだ;
ずっと…
ずっと……(涙)
何年経っても、一緒に色んなことしようって;
大好きだよって;愛してるって;;
そう言ってたくせに…
一緒に生きていこうって、言ってたのに…;;
もう…二度と会えない;
二度と、話すことも;
一緒にいることさえも出来ない;;
だから…神殿の前で、言ったんだ…
嘘つき…って…
でも…
ホントはそんなつもりじゃないって、頭ではわかってても…
それでも…
それでも……
抑えられないんだ!;;(涙&震え&拳握る)
私が弱かったから…
二人を死なせてしまうことに繋がった…;
二度と、そんな想いを味あわせたくないから;
傷付けることも殺すことも嫌だ;;
もしもやってしまったとして
その責任を取らないことも
ましてや
相手が先に攻撃してきたからって
その責任を
相手に丸投げすることなんてしたくない!!;;;
そうされる側の気持ちが…私には、よく解るから;;
私は、ずっと自分だけ責めてきた。
そうじゃなきゃ…
相手に、そんな苦しい思いをさせることになる!
たった一人で…
それを背負い続けることも…
誰にも話さずに、堪え(こらえ)続けることも!!;
すっごく…辛いんだ…苦しくて、どうしようもない;;
誰にも、そんな想いを味あわせたくない;;
ちくしょ;なんd…ひっく;涙…;」
次々に、
彼女の涙を止めようという『意思』に反し、
止まることのない、零れ(こぼれ)落ちる涙…
それは…彼女の想いが、真摯で
純粋かつ尊貴(そんき:きわめて尊いこと)なのだと
皆に悟らせるには、十二分なものだった。