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第20章 心の片隅と真ん中
私は走り出した。
目的地を決めずに。
携帯が鳴っても周りから変な目で見られても走り続けた。
そして2キロほど離れた公園に来た。
綾香『もう…やだ…』
周りはもう夕焼けに包まれていた。
こんなに綺麗な夕焼けを見たのはいつぶりだろう。
『綾香ちゃん!!』
え、この声って…
『さ、くらい、さん…?』
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