第16章 優しすぎる
気づくと私は病院にいた。
どれくらい目を覚まさなかったんだろう。
かれこれ3日は目を覚まさなかったらしい。
目をさますと酸素マスクをつけて、ベットの横には櫻井さんと相葉さんが椅子に座ってて。
櫻井『綾香ちゃん⁈』
相葉『先生呼ばないと!』
なんか2人で騒いでる。
綾香『あのー…』
櫻井『大丈夫?今先生呼ぶからね。』
綾香『あ、はい』
相葉『先生来たよー』
先生『大丈夫ですか?』
綾香『はい』
先生『男の子がね、お姉ちゃん大丈夫かなってずっと言ってるんだよ。』
綾香『男の子、助かったんですね!』
先生『君のおかげでね。』
綾香『いえいえ。いつ頃退院できますか?』
先生『足が完全に治ったらだね。』
綾香『足?』
足と言われて足を見ると両足包帯グルグルで。
先生『でもそれぐらいで済んでよかったね。奇跡だよ。』
綾香『ははは』
先生『じゃあなんかあったら看護師呼んでね。』
綾香『はい。』
話が終わると先生は言ってしまった。
すると櫻井さん
櫻井『よかった!助かって!』
綾香『ご迷惑をおかけしました。』
少し反省しなきゃだな。
相葉『綾香ちゃん、表彰されるかもね、アヒャヒャ』
櫻井『ほんと、すごいね。偉いよ。自分の命犠牲にしようとしてまで助けたんだもの。』
綾香『いえ。前もこんなことあったんですけどね笑』
相葉『前もあるの?』
言っちゃった。