第2章 憎悪。
○月○日 午後○時○○分。
『シチュー』
今日はあいつの好きなシチューの中に
ダンゴ虫を入れてやった。
あいつは食べてる途中にダンゴ虫に気付き、
ゲーゲーとトイレで吐いていた。
いい気味だった。
笑いを堪えるのに必死だった。
今日は男が来ていたのに、
あいつが早く帰ってきたせいで、
バタバタとした。
あーあ。
本当に全てがムカつく。
あいつさえ居なければ私はもっと幸せでいれたのに。
あいつさえ居なければ。
あいつさえ居なければ。
そういえば、あいつが私の部屋に勝手に入り込んでいた。
男の事を気付かれたかもしれない。
どこまでも不都合で
憎たらしい奴だ。
明日は通販で買った強力な下剤をあいつの
朝ごはんに入れてみようと思う。
明日が楽しみだ。
=END=