第3章 気づいてる?
『ポケドルな君』はクランクアップをむかえた。(すごく短いから。)さすがに久々というのもあって、疲れた。
「お疲れ様っ!!」
テンマが話しかけてくる。
「テンマこそ、お疲れ。」
私はそう言ってテンマの顔を見る。そういえばほくろの位置までテツと一緒だ。
・・・って、そんなに人と比べられたら、嫌だろうな。やっぱり、やめた。
「テンマ!次、○○テレビ、生出演よ!」
マネージャーらしき人がテンマに話しかけた。
「は、はい!じゃあね、メイ!!」
と、テンマは走り去っていった。
「・・・バイバイ。」
私は彼の背中を見送った。