第28章 真実
みんなは、動揺していた。
それぞれが、自分の気持ちをどう整理していいかわからないでいた。
安田「嘘や、こいつが裏切り者のわけないやん、俺らはずっと力を合わせてたやん!!!!」
安田が必死で庇う
錦戸「横山くん、どういう事やねん、ちゃんと説明してや!なんで、こいつが裏切り者なん!!!!」
喚く錦戸
村上「ちょ、何かの間違いちゃう?こいつが裏切れるわけないやろ?」
目の前の現実を受け入れられず、困惑する村上
横山「この女を、いや.....
大倉の、前の彼女が生きていた時から、
お前が導いた事やったんやろ?
この忌まわしい身体から抜け出したくて、全てお前が仕組んだ事なんやろ?」
横山は、静かに冷たく吐き捨てた。
渋谷「お前やってんな、俺らの記憶を消して、全てを動かしたんは....」
渋谷は肩を叩いた。
大倉「何で、彼女まで....何で、こんな事を....」
大倉が感情を剥きだしにして掴みかかった。
丸山「ち、違う、違うんだよ....」
一人涙を流し続ける丸山。
横山「犯人はお前や、マル」
冷たい目で横山は見つめた。