第26章 7人目
私は、心から幸せを感じていた。
「大倉さん......」
私は目から流れる涙を止める事が出来なかった。
大倉「....泣かないで下さい」
大倉は微笑みながら
私の涙を優しく拭いてくれたが、
流れる私の血の匂いで、自分を抑えようと苦しそうな顔を見せた。
「あっ、ご、ごめんなさい、すぐに止めますね」
私は焦りながら、ポケットに入ってたハンカチで血を縛ろうとした。
「!!!!!」
私の顔が一瞬で青くなり、ハンカチを落とした。
「どうしたの?」
大倉は私の様子に心配そうにキズを見た。
大倉「それは!!!!!」
私のキズは紫色に腫れ上がり、
腕が腐り始めていたのだ。