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【黒バス】淡色の夢
第10章 帰り道に
~弟サイド~
校門で待っててと言った姉ちゃんに走り寄る。
「お待たせ姉ちゃん」
自転車を押す俺の隣を歩く姉ちゃん。
「今日、練習見に来てくれてサンキューな!うれしかったぜ!」
てか、見に来てくれたの初めてじゃね?顔がにやける。
なのに、そっと姉ちゃんを見ると、こっち見て寂しそうな顔してた。
気づけば俺の袖口掴んでるし、マジ何があったんだ?
「手、つないで帰ろうぜ」
あえて笑ってそう言ってみると、
ちょっとだけ姉ちゃんが笑った気がした。
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