イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第3章 衣装【お色気教育係ジル/R18】
ジルの美しい指先が
晒された素肌を掠めるたび
熱を持ったようで
意識がその場所に集中してしまう…
『……っ……っ……』
[……どうして…こんなに意識してしまうの?///]
恥ずかしさにサラは
きゅっと目を閉じる。
ジルに導かれるまま
脚を通し
腕を通し
首元も通すと
背中の辺りと
首の後ろで
ベルトが止められたのが分かった。
「プリンセス。
もう少し……」
言葉と同時に
ジルの指先が
つー……と
サラの背筋を撫で上げた。
『ひあっ……』
[こ…声が…っ///]
「もう少し背筋を伸ばして下さい。」
サラの背後に立っているジルは
後ろから手を回して
サラの顎に手をかけ
上向かせる。
開いた目に飛び込んで来たのは
鏡に映るサラ自身の姿。
『………っ!!』
[こ、これが、特別な衣装なの…??]