イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第7章 二人きりの勉強会【遊び人宮廷官僚レオ/R18】
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ジルに報告を終えて執務室を出たところで
レオはアランと鉢合わせた。
アランはレオを見るなり
動揺した様に頬を染めて視線を逸らす。
いつもなら興味なさそうにふいっと目を逸らすか
不機嫌そうに眉を寄せるのに。
レオ「もしかして……聞えちゃった?」
アラン「……っ……違えよ///」
レオ(アラン…バカだな。ばればれ。
そこが可愛いんだけど)
レオ「くすっ…それとも立ち聞きしてたの?
悪趣味だね、お前は」
アラン「たまたま前通ったんだよっ。
その………あいつにあんま無理させんなよ。
お前、半端ねえんだから」
レオ「やっぱり聞こえてたんだ」
アラン「………っ」
レオ「てゆうか、
なんで俺が半端ないって思うの?(にやにや)」
アラン「…っ……知らねえ…///」
アランは動揺を隠すように
眉を寄せて立ち去った。
レオ(勉強会の講師の事、聞いたな。
内緒にしてたのに。
アランて、なんだかんだ言いながら、
俺の事気にしてくれてるんだよね)
くすくす…
レオ(それにしてもサラちゃんの可愛い声を
外に漏らしちゃうなんて不覚。
次は……また口、塞がなきゃ)
レオは楽しそうに笑みを深めた。
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アラン(言えねえ……
あいつ(←レオ)がどんな風にするのか気になって
しばらく立ち聞きしちまったなんて……
仕方ねえだろっ、双子なんだから///
気になるに決まってるっ///)
レオの想像よりも
ちゃんと
健全な男の子なアランであった。