第2章 残酷な物
少し歩くところにプレイルームがあった
そこには三人の子供達が遊んで居た
『あ!先生!』
『しぇんしぇーも遊ぼ!』
『あれ?先生?隣にいる人ってもしかして…彼女さん?(ニコニコ』
『違います!』
『こんにちは!私は神崎 真理です!
宜しくね!』
『七実だよ!宜しくねぇ!!』
『僕は夕陽宜しくね!』
『皆、宜しくね!』
『では、小平さん行きますよ…』
『はい!じゃあ皆さよなら!』
『バイバーイ』
『あの子達は普通に見えるのに
どうしてここに?』
『真理は二重人格を持っている、七実は言語障害、夕陽は精神的に脳がヤバくなってる』
『そうなんですか…あれあそこに居るのは?』
『あー…あの子は伊藤 花ちゃん(11)
精神的に追いやられて記憶喪失なんだ…』
『え!?…』
『あれ?先生…?どうしたんですか?』
『いや…調子はどうだい?』
『いえ…相変わらずです…』
『無理に思い出さなくても良いんだよ…』
『はい…そのお方は誰ですか?』
『彼女はカウンセラーの小平 春香さんだ』
『小平です!宜しくね』
『宜しくお願いします小平さん』
『それでは行きましょう』
『はい』
『これで精神病棟の患者さんは終わりです』
『これだけですか?』
『はい、人数が少ないのですよ』
『そうなのですか…』
皆それぞれ個性があった
こんな私に彼女らの叫びを聞くことが出来るのだろうか…