第2章 仕返し
「あの時、四季くんが約束してくれなかったらどうしようかと思っちゃった」
激しい交わりの後で、気を失うように寝てしまった四季が起きたのは夜になる頃であった。目覚めたばかりの四季の頬を撫でながら横にいた七瀬が優しげに微笑みながら言った言葉の意味を理解が出来ず四季は首を傾げた。
「…へ?」
「もっとゆっくり慣れれいってもらってもいいかな…とも思ってたんだけど、ここのところ我慢できそうもなかったから…」
「なんの話ですか…?」
「ん?さっきの約束、覚えてるよね?」
先程の行為を思い出し、四季は頬を染める。
「え…はい」
「もっと…四季くん乱れさせたかったんだよね?」
「!!」
四季は七瀬の言葉をきちんと理解していなかったことに今更気づいたのだが、既に後の祭りであり…
「とりあえず…これから覚悟しててね?」
四季の受難は始まったばかり?
end