第38章 IH予選─VS伊達工業高校─

変人速攻を打った後に翔陽が後衛に下がったから、伊達工側は、まだ変人速攻への警戒が薄いかも…


笹谷
「鎌ちナイッサ！」


「ネットイン！前前！」


西谷
「っ！」


夕先輩が、なんとかレシーブした。


影山
「ナイスレシーブ！」


西谷
「カバー！」


影山
「オーライ」


飛雄の位置的に、観客の目には、速攻は無理に見えるんだろうけど…


ビッ ドシッ


飛雄は、完璧なトスを上げちゃうんだよね〜。


ピーーッ


伊達工業1回目のタイムアウト


これで伊達工側は、変人速攻がマグレじゃない事を思い知った…


─きっともう伊達工は、翔陽の輝きに目が眩んでる。