第37章 水色のジャージ
武田
「…なんというか、コート全体が、“伊達工色”って感じですね…」
烏養
「……」
暦
「良いじゃないですか」
武田
「え…?」
暦
「伊達工の白と緑の色、目に良さそうですし、烏野色だったら真っ黒で目に悪いですよ」
武田/烏養
「……」
まあ、勿論そういう話じゃないんだけど…
暦
「それに─」
武田
「?」
暦
「染まったコートには、“異色”がよく映えます(ニッ」
武田
「!」
そこへ、澤村先輩が戻って来た。
澤村
「先、レシーブになりました。コートは、こっちで」
烏養
「おう」
あ、ボール籠運ばなきゃ!