第4章 レシーブ練習
影山
「素人が偶々、あのコースのボールを、俺の位置に狙って返せるか?」
暦
「………」
出来る?出来ない?…普通は高確率で出来ない!
暦
「き、奇跡が起きたのかも…?」
影山
「あ?(ギロッ」
暦
「||||ヒッ」
ヤバい、キレられそう…
日向
「影山!鳴宮が怖がってんだろ!」
影山
「お前、バレーやってたのか?」
私を庇ってくれる日向君を押し退けて、影山君は更に私に迫る。
暦
「…やってた…やめたけど…」
気圧されて答えてしまった。
日向
「え⁉︎…な、何で?」
暦
「何で?何でときたか…」
どう答えたら…