第35章 IH予選開始
二口
「すみませーん。コイツ、エースとわかると“ロックオン”する癖があって…」
そんなの、そっちの勝手じゃない!
てか、指差し以外にロックオン方法は無いの⁉︎
…って言いたい。
二口
「だから─“今回も”覚悟しといてくださいね」
…二口さんは、なんか性格が悪そうだ。
伊達工の人達は、青根さんを押しながら去って行った。
菅原
「……いやー、ちょっとビックリしたなー」
それより、
暦
「東峰先輩、よく相手を見据えて─」
その時、東峰先輩からドバッと汗が噴き出た。
東峰
「──きっ、緊張したっ…」
あ、固まってただけだったんだ。
西谷
「なんで、コートの外だとそんなに弱いんですか」
田中
「Σノヤっさんオブラート‼︎」