第35章 IH予選開始
伊達工の先頭に立ってる人が、真っ直ぐ東峰先輩を指差した。
東峰
「!」
確か、2年の青根高伸さん。
暦
「人を指差すなんて失礼ですよ。手を下ろしてください」
前に出ようとしたら、東峰先輩に手で制された。
暦
「!」
…東峰先輩が、相手を見据えてる?ビビってない?
どうしたんだろ…(←失礼)
?
「ちょい、ちょいちょい!やめっ、やめなさいっ(汗」
伊達工業の主将、3年の茂庭要さんがそこへ止めに入った。
?=茂庭
「すみません!すみません!」
澤村
「いえ…」
茂庭さんが青根さんの腕を下ろさせようとするけど、青根さんは全く動じない。
茂庭
「おい二口、手伝えっ」
二口
「はーーい」
2年の二口堅治さんが、青根さんの背を押した。