第4章 レシーブ練習
日向
「また買ってくれたのか?でも、態々買わなくても…」
暦
「だって2人は部外者だし、部のスポドリ粉使う訳にはいかないじゃない?」
日向
「うっ(グサッ」
言い過ぎたかな…でも、これぐらい言いたかったし。
少しの休憩の後、2人はレシーブ練を再開した。
私は、脇の木陰に立って、その練習を眺めて見てる。
暦
「うーん…」
日向君のレシーブ、本当にグズグズだ…
いい上達法とか、そういうのレシーブには無いから…こればかりは、練習しかないんだけど…
考えてるうちに、2人から目を離してた。
日向
「危ないッ‼︎」
気付いた時には、こっちに向かってボールが飛んで来てて─
暦
「!」
ドッ
─私は、それを咄嗟にレシーブした。