第34章 士気120%
つまり、今の荷物はウチの部のもの…
それを隠すって事は、何か他に企みがあるって事…
暦
「たーだーしー?(黒笑」
山口
「Σヒッ、あ、えと…こ、これは…」
そこへ、チアリーダー部の人達がやって来た。
澤村
「あ、悪い。そこの荷物、うちの1年がちょっと倒して、戻しておいたんだ。何かあったら言ってくれな」
チア部部長
「ウチら、荷物なんて置いてないけど?」
ですよねー、バレー部のものですからねー。
澤村
「え?じゃあこれ…」
紙袋に手を伸ばす澤村先輩の前に、半泣きの翔陽が立ちはだかった。
日向
「す、すみません!チアじゃなかった!チアじゃありませんでしたッ!ええと…応援団!確か応援団の人達でした!チアかなー?と思ってたけと、そういえばちょっとガタイが大きかったです!」
澤村
「え、あ、そうか…?いや、別に、怒ってる訳じゃないんだぞ…?」
皆が、ホッと胸を撫で下ろした。
私は、ジトッと1・2年一人一人を睨んだ。
力先輩に拝まれちゃったから、口出しするのはやめておくけど…