第33章 雑誌とIH
日向
「Σわっ、暦!」
影山
「おい、行くぞ!」
即逃げられた…なんか数枚の厚紙を持ってたけど、何かに使うのかな…
と思ってたら、今度は忠が職員室から出て来た。
暦
「たーだし〜!」
山口
「Σ暦ちゃん⁉︎」
忠の手にあるのは…メッキテープ?
山口
「暦ちゃん、ポンポンの作り方…ってわかる?」
暦
「え?ポンポンって、応援とかに使うやつのこと?」
山口
「うん」
…なんか、真剣な表情に見える。
暦
「わかるよ。えっとね…」
私が、ポンポンの作り方をレクチャーすると、忠は“ありがとう!”と言ってまた何処かへ向かって行った。
…何をやる気か知らないけど、悪い事では無さそうだし、もう放っておこう。
…疲れたし。←