第4章 レシーブ練習
〜暦 side〜
弁当を食べた後──
休憩時間まだあるから、ジュースを買おうと校舎の外に出た。
さっきの2人の所為で、まだムカつきは治ってない…から大股で歩いちゃう。
暦
「…ん?」
辿り着いた自販機の前には、影山君が居た。
早朝練が響いてるのか、大きく欠伸してる。
ピッ
暦
「え、2個押し?」
影山君は、2本指で自販機のボタンを2つ同時に押した。
影山
「!おま…いつから…⁉︎」
暦
「今さっき」
昔の自販機は、2個押したら2個出てくるって問題アリなものだったらしいけど…
暦
「今時の自販機は、2個押ししても1個しか出ないよ?そんなに喉乾いてたの?」
影山
「違ェよ‼︎」