第31章 赤色のジャージ
武田
「猫又監督が、鳴宮さんにとても感謝なさってましたよ。“このままウチに欲しいくらいだ”って、褒めてらっしゃいました!」
暦
「そうなんですか⁉︎…そんな大した事してないですけど…」
日向
「暦音駒に行っちゃうのか⁉︎」
何でそういう考えに至るの。
暦
「行かないよ。私は、烏野のマネージャーだもん」
日向
「じゃあ…お帰り!」
暦
「ただいま!」
音駒も居心地良かったけど、やっぱり私は烏野が好きだな〜。
烏養
「暦、」
暦
「何ですか?」
烏養
「お前には聞きたい事が山程ある。…覚悟しとけよ(黒笑」
暦
「Σヒィッ⁉︎」
あ、忘れてた…烏養コーチと武田先生に、私の事バレたんだった‼︎
烏養
「ミーティングの後、話してもらうぞ」
暦
「あ……ハイ…」
ダメだ、詰んだ。