第31章 赤色のジャージ
日向
「あのさ、道で会った時、特別バレー好きな訳じゃないって言ったよな」
翔陽と研磨さんが一緒に迷子になってた時の事か。
孤爪
「……あ、うん…」
日向
「今日は⁇今日勝って、どう…思った?」
孤爪
「……?…うーん……別に、普通…かなあ」
特別嬉しく感じなかった、って事かな…
日向
「…………次は…」
孤爪
「?」
日向
「絶対…必死にさせて、俺達が勝って、そんで─“悔しかった”とか“楽しかった”とか、“別に”以外の事言わせるからな!!!」
─私も、研磨さんがそう言うの聞いてみたいな。
研磨さんが、小さく笑った。
孤爪
「…………うん。じゃあ、期待しとく」
暦
「2人とも、またカッコイイとこ見せてくださいね!(ニコッ」
孤爪/日向
「!////」
なんか、今から次が楽しみになっちゃったよ。