第31章 赤色のジャージ

飛雄が来た途端、ササッと用具室へ研磨さんが消えてった。


影山
「Σ！」


逃げられた、って顔だ。


暦
「飛雄〜、話したいなら声かけないと〜」


影山
「お前、あの人と仲良いのか？」


暦
「？悪くは無いと思うけど…」


影山
「じゃあ、色々聞いてくれねえか！」


暦
「何を？」


影山
「バレーいつからやってるのか誰かに教わったのかセッターはいつからやってるのか“視線フェイント”のコツ(暦「ストォーップ！」


呪文か！句読点どこ行った！


顔がギラギラしてて、なんか怖いし。


暦
「そういうのは、人を介してより直接聞いた方が為になると思う！」


要するに…自分で聞けや‼︎ってこと。


巻き込まれる前に離れよう。←