第31章 赤色のジャージ
皆で片付けと掃除。
優生と私は、音駒のボトル片付けをしてる。
暦
「私の仕事なのに、ありがとね」
芝山
「ううん!」
暦
「優生って、リベロなんだよね?音駒でリベロって凄いね〜」
芝山
「いやっ、皆レシーブ上手いから、僕は全然敵う気がしない…それに」
それに?
芝山
「鳴宮選手…暦ちゃんの方が凄いと思う」
暦
「え、やめてよ…もう選手じゃないし」
芝山
「“チームを勝たせる事、チームを負けさせない事、どちらも大事で大切”…凄くカッコイイ名言だと思った」
暦
「名言って(汗)…よく知ってるね」
芝山
「選手として、暦ちゃんに本当に憧れてたんだ!僕も、練習頑張るよ!」
優生って、今まで会った誰よりキラキラしてるな〜。
暦
「頑張ってね!もう音駒のマネじゃないけど、優生のことは応援してるから!(ニコッ」
芝山
「!////…ありがとう!」