第27章 デンジャラスデイ
13時
昼食が終わり、私は潔子先輩と食器の片付けをしてる。
私は、布巾で食器を磨いてるんだけど…
田中/西谷
「…エプロン」
さっきから、食器を洗ってる潔子先輩を眺めてる、龍先輩と夕先輩が気になってしまう。
いやそりゃ、潔子先輩のエプロン姿は素敵だけど…
まぁ、もう毎食後のお馴染みの風景みたいなもんだし、潔子先輩が気にしてなきゃ大丈夫か。
それに、眺めてる間は静かだし…
田中
「この日々って、なんていうか、まるで…」
西谷
「それ以上言うな、龍」
田中
「なんでだよ?」
西谷
「幸せってのは、口に出した途端逃げて行くものだからな」
田中
「な、なんだよそれ、カッコイイじゃねーか‼︎」
西谷
「だろ‼︎」
…静かでもないか。