第26章 夜の語らい
菅原
「大丈夫か?鳴宮」
扉から外に現れたのは、菅原先輩だった。
暦
「あ…すみません、起こしちゃいましたか?」
音気を付けてたつもりだったけど…
菅原
「ううん。トイレから戻る途中で見かけたから、追いかけたんだ」
それでも、寝るのを妨げてしまったって事だ。
体調にも関わるし、早く戻って寝て貰わなきゃ。
暦
「私は、ちょっと涼もうと思って…あの、菅原先輩は部屋に戻って貰って…」
菅原
「隣座るな?」
最後まで言う前に、菅原先輩が私の隣に腰を下ろした。
暦
「だ、ダメですよ!明日に響きます!」
菅原
「少しくらい大丈夫大丈夫」
暦
「いや、でも…」
菅原
「俺も涼みたいんだよー」
うー…まぁ、涼んだ方が寝付きやすいかもだし、少しくらいなら大丈夫…なのかな?