第26章 夜の語らい
暦
「──ッ‼︎」
また…夢に過去を見た。
最近は無かったのに…
暦
「…飛雄の馬鹿…」
私は起き上がると、タオルで涙と汗を拭いた。
このまままた寝るのは無理だろうし…少し、涼みに行こうかな。
気持ちを落ち着かせれるかも知れないし。
まだ真夜中だから、皆を起こさないようにしないと…
私は、タオルとスマホだけ持つと、音を立てないように部屋の外へ出た。
…頭痛い…
私は、合宿所の裏口の扉を開けて、出先で蹲った。
早く気を落ち着かせて寝よう。
でないと、明日皆に迷惑をかけちゃう…
その時…裏口の扉が開いた。