第25章 強い先輩
あ、武田先生の方にボール飛んだ…
暦
「先生、それ受け取ります」
武田
「あ、ハーイ」
武田先生にボールを投げ返してもらう。
烏養
「そういえば、音駒はもうこっち来てんだっけか?」
武田
「ええ、今日こっちに来てる筈ですよ。烏野総合運動公園の球技場を拠点に、連日違う学校と練習試合だそうです」
黒尾さんも居る音駒…男バレだけど、烏野に来てるんだ…
私が戦う訳じゃないけど、ワクワクするな〜!
武田
「で、最終日、ウチとですね。…音駒って、どういうチームなんですか?」
烏養
「…現状は流石に知らねえけど、昔っからレシーブの良いチームだった。突出して攻撃力の高い選手が居るとかではないんだが、穴がない」
暦
「ウチと真逆ですね」
烏養
「だな(笑)まぁ、“ネコ”っつうだけあって、兎に角──“しなやか”」
しなやか…私は、音駒のそこに憧れてた…
あと猫又監督にも!