第24章 疾走から失踪
炊飯器のスイッチを入れたところで、食堂に武田先生がやって来た。
暦
「おはようございます」
武田
「おはよう。Σあ、ごめん!僕の方が遅くなってしまって…」
暦
「まだ炊飯器のスイッチ入れただけですよ。朝食の献立、教えてください」
鮭の塩焼き、鶏肉の照り焼き、出汁巻き玉子、金平牛蒡、マカロニサラダ、大根と若布のサラダ、菠薐草と隠元豆の胡麻和え、そして豚汁…
暦
「先生、凄いです。栄養バランス完璧じゃないですか!」
栄養士の資格とか持ってたりして。
武田
「え、そ、そうかな?(照」
暦
「はい!」
あ、時間…急がなきゃ!
暦
「じゃあ、まず野菜切っちゃいますね」
武田
「なら僕は、下味から始めるね」
朝食が終わったら、ロードワーク迄に洗い物済ませないと…
そしたら、布団も干そうかな…
考えただけで、やる事が沢山あった。