第3章 騒がしい初日
帰り際───校門
田中
「おい、鳴宮」
田中先輩に呼び止められた。
暦
「何ですか?」
田中
「明日お前、朝5時に来い」
暦
「え゙…」
なんの冗談⁉︎
田中
「日向と影山に早朝練させんだよ」
暦
「早朝練に私必要ですか」
田中
「マネージャーも必要だろが!でも、潔子さんに迷惑かける訳にいかねえし、大地さんにバレたらヤベェしな!」
暦
「あの…私の迷惑も考えて欲し…」
田中
「先輩命令だ!絶対来いよ‼︎」
暦
「Σハ、ハイッ」
田中先輩から凄まれ、咄嗟に頷いてしまった。
なんてこった…盛大に巻き込まれちゃったよ。