第20章 従兄姉の凄さ
梢
「合宿っていつからー?」
暦
「5月3日。GWに合宿だから」
梢
「ほうほう。イイネ〜、運動部の合宿!ネタに使えそうなコトして来なよ?」
暦
「え"」
何それ…
梢
「練習後の彼らににマッサージしてあげるとか〜、夜空の下の良い雰囲気で語らうとか、男子達と同じ部屋で寝るとか、お風呂deハプニング♡とか!目覚めたら彼の腕の中でしたとか!」
暦
「////ふざけんなぁぁぁぁ‼︎」
梢
「Σフグッ」
妄想する梢の顔面に、飾ってあったネコのぬいぐるみを力一杯投げ付けた。
梢
「あぁ、私のトールが…」
トール=モコモコ素材のミント色のネコのぬいぐるみ。
暦
「皆はバレーの為に合宿に行くの‼︎んな妄想は侮辱も同等…次言ったら許さないから!」
梢
「侮辱するつもりは微塵もないっスよ⁉︎第一、今言ったのはぜーんぶ、現実になれば選手は癒されるかブッ」
もう一つのぬいぐるみ(フワフワの兎)も投げ付けてやった。