第19章 憧憬と羨望
男性教員
「えっ…」
武田
「終わったらちゃんと、閉めて見回りもしておきます!」
当直の先生は、武田先生の説得で、なんとか了解してくれた。
澤村
「先生、すみません」
暦
「ありがとうございます」
武田先生が、私達に向かってサムズアップした。
おお、武田先生がカッコイイ…
田中
「タケちゃんカッケー‼︎」
澤村
「よし!じゃあ、続き始めよう!」
全
「オース!」
日向
「……」
翔陽は、気まずそうな顔をしてる。
翔陽があんな風に怒鳴るの、初めて見たな…
やっぱり、羨ましく思う気持ちはあるもんだよね…
これは翔陽にとって、羨望の気持ちをどう変えるか─大切な選択になる。