第16章 小さくて大きな人
〜暦 side〜
─放課後
着替えを済ませ、第二体育館に向かった。
暦
「こんにちはー…って、飛雄だけか」
影山
「なんだその言い方(ギロッ」
暦
「そんな事で一々睨まないでよ」
いつか、目付き戻らなくなるよ。
暦
「あ、そうだ…私の事、誰にも言わないでね」
影山
「あ?なんでだ?」
暦
「察してよ。…今度なんかお礼するし」
影山
「…わかった」
よっしゃ、取り敢えずは安心…かな?
影山
「暦、コレそこに置いといてくれ」
暦
「ペットボトル?…あー、わかった」
サーブの的当て練習ね。