第14章 大王様降臨
Tシャツを着替え、ジャージを腰に巻き、個室を出て鏡に向き合った。
暦
「“ネットのこっち側に居る全員、漏れ無く味方”…か…」
龍先輩のあの言葉、凄くカッコイイと思った。
烏野のチームは、チームメートを“大切”にする…
あのチームとは違う…
凄く素敵な事だと思う。
私は、両手で両頬を叩いた。
暦
「よし!」
トイレを出て、体育館に向かう。
廊下は走らないって言うけど…急いでるから走る!
すると、横路から来た人とぶつかってしまった。
?
「うわわ⁉︎」
暦
「わっ⁉︎」
そして、吹っ飛んでしまった。