第11章 緊張の様子
澤村
「…なにより、空中戦で日向の高さに敵う奴、ウチのチームじゃ月島と影山くらいだ」
澤村先輩が、翔陽の方へ向く。
澤村
「だから日向、自信持って行─…」
日向
「ハイ!おれ!頑張ります‼︎高校で初めて6人でやる試合だしっ!暦にカッコイイって言ってもらいたいしっ!いっぱい点取って!囮もやって!」
澤村
「⁉︎」
暦
「翔陽⁉︎」
なんかガチガチになってる⁉︎
日向
「サーブも!ブロックも!クイックも!」
澤村
「ちょちょちょ(汗)落ち着け!」
日向
「全部っ…(ボンッ‼︎」
澤村
「Σうわぁ⁉︎」
翔陽から…煙?湯気⁉︎
澤村
「ショートした‼︎日向がショートしたーっ」
暦
「うわあああ‼︎ショートするほど緊張MAXなの⁉︎」
翔陽を介抱しながら、私は確かな不安を感じた…2日前でこんな緊張…先が思いやられる!