第9章 黒色のジャージ
菅原
「大丈夫か?すごい驚き様だったけど(汗」
暦
「急に“ワッ!”とか言われるの苦手で…」
菅原
「そうだったのか。なんかごめんな」
暦
「いえ、こっちこそすみません」
菅原先輩は悪くないのに、謝らせてしまった…以後気を付けなきゃ。
菅原
「途中まで一緒に帰るか」
暦
「あ、ハイ」
歩き出した先輩の隣を歩いて、坂を下ってく。
菅原
「なんで校門で蹲ってたの?」
暦
「靴紐解けてたので、結んでたんですよ」
菅原
「そっか、なら良かった。鳴宮が体調崩したのかと思ったから」
暦
「え?何でですか?」
全然元気ですけど?
菅原
「あ、いや…3対3の途中、顔色が悪いように見えたから…」
顔色が悪かった…3対3中に?