第1章 入学

〜暦 side〜


ピピッ ピピッ ピピッ


暦
「…ん……うー…」


ピピッ カチッ


暦
「んー…眠い…」


でも起きなきゃなんだよね。


暦
「おはよう…父さん、母さん…」


いつものように2人の写った写真に声をかけ、私はベッドから降りた。


さ、支度しよ。


早々と身支度を済まして階段を下りて、私はダイニングに向かった。


暦
「おはよー…って、居ないし…」


居る予定の姿が見つからない。


予想してたけどね！


暦
「圭織さんめ…(怒」


“朝食と弁当なら任せてね！”って言ってなかったっけ？