第9章 黒色のジャージ
暦
「私も、名前呼びで良いからね」
山口
「(名前呼び…)う、うん////」
暦
「蛍もね」
月島
「気が向いたらね」
なんか偉そう…
暦
「で、ねぇねぇどうだった?3対3やってみて」
月島
「……別に…どうでも」
“どうでも”…
暦
「そう言ってる割には、本気だったように見えたよ?今も、悔しそうに見える」
月島
「…………」
だんまり?
暦
「嫌そうな顔…眉間にシワ寄せるのって、疲れない?」
月島
「煩い」
暦
「あはは…あ、これ返すね」
私は、畳んでおいたトレーナーを蛍に返した。