• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】大事と大切の違い【修正中】

第7章 新人戦─3対3─


〜影山 side〜


去年…中学総合体育大会、県予選準決勝…


相手ブロックの高さ、反応の速さ、引き離せない点差…それらに俺は焦ってた。


『もっと速く‼︎』


トスを速く出した…スパイカーが間に合わずコンビミスになっても、やめなかった。


『巫山戯んな‼︎無茶過ぎんだよ、お前のトス‼︎打たなきゃ意味無えだろうが‼︎』


けど、ブロック振り切れなきゃ勝てねえだろ!


ここで終わんのか?負けんのか⁉︎…違う‼︎俺は全国へ行く‼︎


『もっと速く動け‼︎もっと高く飛べ‼︎俺のトスに合わせろ‼︎勝ちたいなら‼︎』


俺は自分の仲間にそう言った…気付いた時には遅かった。


─そして、第1セット…相手のセットポイント…トスを上げた先、そこには誰も居なかった。


それは、あの日何度目かのコンビミス。


でも、最後のあれは〝ミス〟じゃない──あれは、拒絶だ。


『もうお前にはついて行かない』と、あいつらが俺に言った一球だった。


『──影山。お前、もうベンチ下がれ』


/ 1267ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp