第52章 大事なこと
暦
「なんか…張り切ってるね、二人とも」
私もだけど。
日向
「春高まで時間無いからな!いっぱい練習して!次は絶対、大王様倒す!」
影山
「青城だけが相手じゃねえけどな」
暦
「そうだね」
青城も、白鳥沢も、全部に勝って…
暦
「…東京オレンジコートに皆が立つ姿、私も見てみたい!」
私の、明確な次の目標…
暦
「私に出来る事なら何でもやる!翔陽と飛雄と──烏野バレー部皆の為に!」
ボール出しだってその一つ。
暦
「マネージャーだって戦うんだから、簡単に負けたりしないでよ!」
日向/影山
「!──おう‼︎」
私達は笑い合って…他の皆が来るまで、練習を続けた。
大事なバレー部、大切な人達…
ここは、私の──大好きな居場所。