第6章 メガネと存在感
今日…いよいよ、3対3当日だ。
私は、朝ご飯の支度をしながら、今日の事を考えてた。
?
「暦、おっはよー」
暦
「おはよ」
台所にやって来たのは、従姉の梢。
?→梢
「ほい、これ」
梢から差し出されたのは、新しいコンタクトレンズだった。
入学前に失くしてて新しいの注文してたの、すっかり忘れてた。
暦
「取りに行ってくれたんだ。ありがとう、梢」
梢
「うん、3日前にね」
…は?
暦
「3日前⁉︎どうして直ぐ渡してくれなかったの⁉︎」
梢
「私が立てた楽しい楽しい“計画”の為っスよ、ふっふっふ」←
暦
「何が“計画”よ、バカ梢!」
早く渡してくれてたら、皮肉屋に悪口言われる事もなかったのに!