第2章 出会い
影山
「…県内一の強豪校には、落ちた」
日向
「!!?」
落ちた?
日向
「落ちた!!?〝コート上の王様〟なのに⁉︎」
コート上の王様、って何だろ…?
影山
「…オイ、その呼び方……ヤメロ(ギロッ」
日向
「!!?(ビクーーッ‼︎」
影山君が、再び日向君を睨む…てか、顔怖ッ‼︎さっきより怖い‼︎
影山
「………!」
その時、影山君と私の目が合った。
影山
「…誰だ?いつから居た?」
やっと存在に気付かれたみたい。
暦
「“何で居る!!?”って彼が言ったとこから」
あ、自己紹介しなきゃ…
暦
「男子バレー部マネージャー希望、鳴宮暦です。よろしく!」