第2章 出会い
〜暦 side〜
少しの間黙ってた影山君が、急に日向君をキッと睨んだ。
影山
「クソ下手くそな奴‼︎」
日向
「!」
うわ…ストレートに失礼な…
日向
「…バ…バカにすんなよ…‼︎」
そーだそーだ…私、日向君の事よく知らないけど。
日向君が、負けじと影山君を睨み返す。
日向
「確かに、あん時はボロ負けしたけど、次は負けない!!!」
ボロ負け…?影山君は、ボロ負かした相手の事を覚えてたの?
それ程日向君は、印象の強い選手って事なのかな?
日向
「…あっ…っていう風に決意して、おれは烏野に来たのに、何でお前が居るんだ!同じチームに居たんじゃ、倒せないじゃねーか‼︎」
影山
「…………」
日向
「今は他に、もっと〝強豪!〟って感じのトコがあるだろ!何で、ソッチに行ってないんだよ⁉︎」
日向君の口振りから、影山君は強いと予想。