第49章 罪悪感の先
暦
「直人とチカは従兄弟です。直人の事知ってるんですか⁉︎」
黒尾
「殿燕の藤堂直人っていや、姫燕の『最強の盾』と同じくらい有名だからな〜」
出た、黒尾さんのニヤリ顔!
黒尾
「藤堂は、お前と違って何度も雑誌載ってたしな?」
暦
「そうでした…」
私は写真一回しか載った事無いから、知らない人のが多いけど…
直人は、父親もバレー選手だったから、結構名前知られてるんだった。
…元気かな、直人…卒業してから、一度も会えてないけど…
孤爪
「暦?」
暦
「Σは、はいっ」
孤爪
「大丈夫…?」
黒尾
「考え事か?」
暦
「はい、大丈夫です…」
考え事してたから返事が大きくなってしまった…
心の中で反省した数分後、私達は駅に到着した。