第49章 罪悪感の先
〜ユキ side〜
暦とお兄ちゃんが、この部屋を後にした。
ユキ
「………」
暦が…バレーを辞めてたなんて…
思わず泣きそうになって、私は頭を振る。
もうバレーが出来ないなんて、暦の方が辛い筈だもん…私が泣くな!
コンコン
ユキ
「?はーい」
お母さんかな?
扉が開いた、その先には…
ユキ
「!直人くん!」
従兄弟であり、中学の同窓生の直人くんが居た。
直人
「また入院したって聞いて…手術するんだろ?だ、大丈夫なのか…?」
ユキ
「大丈夫だよー。…てか、直人くん‼︎」
まさか今日直人くんが来るとか…どうしよう⁉︎暦帰っちゃったよ!