第49章 罪悪感の先
〜暦 side〜
一つ、大きく深呼吸をして…
ガララ
私は、病室の扉を開けた。
?
「……暦…?」
暦
「…ユキ…」
ベッドの上に居る、私の元チームメイト…ユキは、私を見て、
?→ユキ
「暦!久しぶり!」
嬉しそうに笑った。
暦
「久しぶり…」
ユキ
「本当に暦だ…って、え?どうして?何でここに?」
ユキは、腕を組んで首を傾げる。
暦
「えっと…チカから連絡貰ったの。ユキが手術する事になったって」
病室の中に入った私は、お見舞いのお菓子をユキに渡しながら答えた。
ユキ
「ありがと。…お兄ちゃんが?もー、伝えなくて良かったのに…でも、また暦に会えて嬉しい!」