第5章 勝利の決意と皮肉屋達
暦
「…確かに、災難だと思ったけど…」
日向/影山
「!」
早朝練は眠たいし、外練習は寒いし…でも、
暦
「アンタから言われる筋合いなんて無い」
私がそう答えると、月島君は「ふーん…」とか言いながら視線を日向君に戻した。
月島
「まぁ、こっちはどうでも良いんだけど」
片手では、ボールを放ったりキャッチしたりして弄んでる。
月島
「君らが勝たないと困るなら…」
日向
「?」
月島
「手、抜いてあげようか?(ニコッ」
日向
「なんだーっ!!?」
イラッ
今ハッキリ思った…私、こいつ嫌い‼︎←
影山
「…てめえが手ぇ抜こうが全力出そうが、俺が勝つのに変わりねえんだよ」
日向
「おれ“達”だろっ」
影山君の言葉もどうかと思うけど!