第46章 チームの希求

日向
「持って‼︎」


滝ノ上
「Σ⁉︎」


日向
「来ォォオい!!!」


影山/暦
「！」


翔陽が、ライトへとダッシュしながら、大声でトスを呼んだ。


連続で移動攻撃に跳んで…一番、しんどい筈なのに…


滝ノ上
「─サボるなんて、一切頭に無い奴も居るみたいだな」


翔陽は、少しも迷わない！


〜日向 side〜


ほんの一瞬でもスピードを緩めれば、〝取り返せない遅れ〟になる。


俺の身長で、ほんの少しジャンプの力を抜けば、高い壁に一瞬で叩き落される。


走れ、走れ！


跳べ、跳べ‼︎


ここに居たければ!!!