第46章 チームの希求
互いに点を入れあって進み、今は9対8で青城のリード。
金田一
「らァ‼︎」
ババンッ
翔陽の速攻が、金田一君に触られた。
「ナイスワンタッチ金田一‼︎」
影山
(中々一発で決まらない…!)
速攻使い分けても、段々と追いつかれるようになって来てる…
渡
「チャンスボール‼︎」
嶋田
「ラリー続くな…」
滝ノ上
「─守備もブロックも、平均値では青城のが上だろうけど─」
国見君にトスが上がる。
「フェイント!!!」
トンッ
国見君から前に落とされたボールを、夕先輩が見事に拾った。
滝ノ上
「─こっちは、飛び抜けてリベロの守備力が高えからな」